築地もったいないプロジェクト

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世の中からもったいないをなくす

きっかけは長﨑の漁師の困りごとだった

長﨑に行った際に、地元の漁師と話す機会があり、社長の内山は漁師に疑問に思うことを尋ねてみた。

  1. 内山
    今日の海なら、漁に出れるんじゃないですか?
  2. 漁師
    ガソリン代が高いから、元が取れそうにない日は、漁ができる日だったとしても出ないのよ。獲った魚が全部売れる訳でもないしね
  3. 内山
    じゃあ、獲れた魚は俺が全部買う約束をしたら、漁に出ますか?
  4. 漁師
    もちろん、出るよ。全部買ってくれれば、元は取れるからね
  5. 内山
    じゃあ、買いますよ。明日の分、全部。話は変わるんですけど、後継ぎって、いるんですか?
  6. 漁師
    いないよ。漁師なんて年収200万程度で、生活は苦しいからね。若いやつらは仕事を求めて、東京に出ていってしまうよ
  7. 内山
    そうなんですか。じゃあ、俺たちが獲れた魚を全部買えば、何とかなりますか?
  8. 漁師
    そら、助かるよ。収入も間違いなく増えるわ
  9. 内山
    そうですか。漁師さんたちが積極的に『漁をしよう!!』と思ってもらわないと、飲食店をやっている自分たちの首を絞めることになりますよね。魚を仕入れられなくなりますよね
  10. 漁師
    そら、そうかもな。難しい問題だな・・・・

内山は東京に戻ってから、スタッフにこの話をした。すると、スタッフは「俺らがこれを変えましょうよ!!」「俺たちがたくさん魚を買うことができれば、漁師を助けることができるんなら、やりましょうよ!」と言ってくれた。

世の中にあふれる”もったいない”食材

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その後、いろいろと調べてみると、築地市場だけでも売れ残った魚が年間80億円もあることがわかった。
築地にも、ものすごい量の”もったいない”があることを知った。売れ残るということは、築地の仲買も、仕入の数を減らさざるを得ない。
無駄な在庫を抱えることは商売にとってマイナスになるからだ。そうなれば、漁師にも影響するのは当然のことだ。
魚だけでなく、野菜などにも商品化されずに、捨てられてしまうものがたくさんある。
もし、自分たちが”もったいない”食材をすべて買うことができたなら、日本中の漁師や農家を助けることができるかもしれない。自分たちと関わる『すべての人の「幸せの力に」』という理念に合致した仕事ができると強く思った。
これが、もったいないプロジェクトのスタートだった。

もったいないプロジェクトというビジネスモデルの可能性

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日本中のもったいない食材を探し、それを我々が直接購入し、美味しく調理して消費者に届けるビジネスモデルを描いた。
市場規模などを計算すると、100億円を超えるビジネスになる可能性を見出すことができた。
”人の為になる仕事をして、100億円もの規模の会社になれる”という可能性に、会社の将来にワクワクが止まらなかった。
この話を社員に語ったら、誰もが「やりましょうよ!」と賛同してくれた。

そして、もったいないプロジェクトの第一号店、
築地もったいないプロジェクト魚治を2014年12月にオープンした。
”世の中からもったいないをなくす”という社会貢献性の高いコンセプトが世の中に受け入れられ、TV・ラジオ・雑誌などの取材が相次いだ。
店舗には予約の電話が鳴り続けた。お店はお客様でいつもいっぱいの状態になっており、店舗展開の可能性を十分に見出すことができる結果となっている。

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