世の中にあふれる”もったいない”食材

その後、いろいろと調べてみると、築地市場だけでも売れ残った魚が年間80億円もあることがわかった。
築地にも、ものすごい量の”もったいない”があることを知った。売れ残るということは、築地の仲買も、仕入の数を減らさざるを得ない。
無駄な在庫を抱えることは商売にとってマイナスになるからだ。そうなれば、漁師にも影響するのは当然のことだ。
魚だけでなく、野菜などにも商品化されずに、捨てられてしまうものがたくさんある。
もし、自分たちが”もったいない”食材をすべて買うことができたなら、日本中の漁師や農家を助けることができるかもしれない。自分たちと関わる『すべての人の「幸せの力に」』という理念に合致した仕事ができると強く思った。
これが、もったいないプロジェクトのスタートだった。